不妊治療3年目で人工授精・体外受精を決心。ジブリ好き30代主婦の独白ブログ

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4.旅日記⑦ ベルギーブリュッセル 魅惑の美術館巡り、念願の「ルネ・マグリット美術館」へ

 

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ルネ・マグリット《帰還》(1940年)

こんにちは。
ジブリ大好き「みずき杏仁豆腐」です。

mizukidesu.hatenablog.com

いつもは私の不妊治療の体験談をアップしていますが、今回は「旅」についてお話しします。

前回の旅日記はこちら!

mizukidesu.hatenablog.com

 

 

行く予定としていた日がまさかのメーデーで、その日はどこも終日お休み。次の日は夕方にドイツへ行くフライトのため、数分刻みのスケジュールで駆け足で美術館を巡ることに。

それではバタバタの「ブリュッセルの美術館」巡りスタート!

 

ついに美術館巡りの日、当日

ベルギー王立美術館に到着。オープンが10時からなので、15分前に到着すると少しの列が出来ていたので、私と夫も並ぶことにしました。

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外観は歴史を感じさせる建築でとても立派。ナポレオンがパリのルーヴル美術館から作品を送り込んだのが前身とのこと。

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入口近くには大きなピクトグラムの看板で、何が可能かわかりやすく表示されています。日本ではほぼカメラ撮影はNGですが、海外の美術館ではほとんどOKなのが嬉しいです。

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王立美術館は総称で、4つの部分から成り立っており、15世紀の古典から現代までの絵画が一挙に鑑賞できます。

古典美術館 (Musée d'Art ancien / Museum voor Oude Kunst) 
 メインとなる美術館は15世紀から18世紀までの作品を収めている。

近代美術館 (Musée d'Art Moderne / Museum voor Moderne Kunst)
 19・20世紀の作品を収めている。

世紀末美術館Musée Fin-de-Siècle Museum)

マグリット美術館Musée Magritte Museum
 2009年、王立美術館の隣にオープン。

当初マグリット美術館が主に観たかったため、別の入り口があるのでは?とものすごく歩いて探しました。(結局別入口はありませんでした。←前日のお話し)

入口はどの美術館へ行くにも今並んでいるところから入り、対象美術館のチケットを買い、それぞれ地下通路で繋がっているので通路を矢印の標識を元に目的地まで向かいます。

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行き方等はこちらの記事を参考にさせていただきました。
ベルギー王立美術館への行き方と開館情報 | ベルギー観光旅行と生活情報サイト BELPLUS

 

1館 マグリット美術館(Musée Magritte Museum

今回はまず「マグリット美術館」についてお話しします。

そもそもルネ・マグリットとは

ルネ・フランソワ・ギスラン・マグリット(1898年11月21日-1967年8月15日)はベルギーの画家。シュルレアリスト

ある物体が、現実的にはありえない場所に置かれていたり、ありえないサイズで描かれる手法デペイズマンをたくみに利用するシュルレアリスト
(引用:アートペディア近現代美術の百科事典【美術解説】ルネ・マグリット「視覚美術と哲学の融合」より抜粋)

シュルレアリストとは

シュルレアリスム」とは「超現実」を追求する芸術思想(詳しくは下記参照)
「シュルレアリスム」の意味とは?代表的な画家や文学も紹介 | TRANS.Biz

 

事前知識はOKでしょうか。では、マグリット美術館へ向かいましょう。
この地下通路を進めば、マグリット美術館と世紀末美術館に着きます。

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展示作品(その1)

それでは作品を観ていきましょう。たくさん写真は撮りましたが流石に全ては載せられないため、厳選したものをご紹介します。

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マグリット美術館内の展示風景は少し薄暗く、基本壁の色のは黒で統一され、作品にはスポットライトが当てられ、作品がより際立つよう展示されています。

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ルネ・マグリット《ピエール・ブロードコーレンスの肖像》(1920年

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ルネ・マグリット《事件の核心》(1928年)

1910年、マグリットが12歳になった年に一家はシャトレに落ち着くのですが2年後、母のレジーナが入水自殺をします。レジーナは、頭部にナイトガウンが絡まった状態で発見されました。この情景は少年であったマグリットの心に深く残り、後年の作品『事件の核心』『恋人たち』などに反映されたといわれています。
(引用:https://muterium.com/magazine/stories/magritte/より一部抜粋)

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ルネ・マグリット《帰還》(1940年)

マグリットの作品に多く用いられている平和の象徴「鳩」のモチーフ。こちらの絵は有名ですね。個人的に「T◯itter」ロゴがこの作品にインスパイアーされたのではと考えるほど似ていると思います。

 

美術館全体がマグリット尽くし(休憩)

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ルネ・マグリット《満月の夜》

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階段部分やベンチなどマグリット尽くしです。
壁全体に作品が描かれていたり、マグリット展の歴代ポスターが飾られていたり。

 

展示作品(その2)

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ルネ・マグリット《ゴルコンダ》

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ルネ・マグリット《The Natural Encounters》(1945年)

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ルネ・マグリット《省略》(1948年)

入口近くに似たような立体がありました。顔や服の色が違うので別人?でも似てる。

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ルネ・マグリット《善意》(1964年)

恐らくこの後、パイプがこの男性の顔面にクリティカルヒットするのでしょう。。

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ルネ・マグリット《Les graces naturelles》(1942年)

「葉=鳥」のテーマで描かれる作品の一つ。この後、ドイツの美術館へ行って、まさかこの作品の立体作品に会えるとは(この時は思いもしませんでした)。今となっては縁を感じる作品です。

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ルネ・マグリット「光の帝国」(1954年)

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ルネ・マグリット「リスニング・ルーム」(1958年)

存在感のある青リンゴ。みっちみちに部屋いっぱいに詰まっています。どうやって部屋に入れたのか、いや元々は小さいリンゴを持ち込んでから育てたのか。こちらも立体が展示されていました(恐らく購入可能だったような)。かわいい。ミニチュアの家にみっちみちに詰め込みたいですね。

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まとめ

写真撮影OKだったので、色々と撮影しました。マグリットの存在は知っていましたが、日本の展示会を見逃し悔しく思っていたので、本場で観ることができてとても嬉しかったです。

マグリットのこの独特な表現に、いったいどれくらいの人が魅了されたのか。私も魅了された一人ではありますが、ルネ・マグリット本人が実際にどのように周りが見えていたのか、見たものをどのように頭で再構築し、作品を描いているのか。今回マグリット美術館に行ったことでより興味を持ちました。

マグリットを知らない人でも楽しめる美術館なので、ブリュッセルに来られたらぜひ行ってみてはいかがでしょうか。(現に夫もマグリットの存在自体初めて知ったようですが、とても楽しんでいました。)

壁全体にこんな風に描かれていたら、もうこうやって撮影するしかないでしょう。(楽しすぎてとても浮かれる私の図)

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写真加工のアプリで撮影したので、ルネ・マグリットさんも目が大きくなっている件

いかがだったでしょうか。
マグリット美術館とても満喫しました。時間が限られている中、比較的時間をかけた美術館でもあります。

次回はさらに早足で周った古典美術館(Musée d'Art ancien / Museum voor Oude Kunst) についてお話しします!

次回もお楽しみ!

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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