不妊治療3年目で人工授精・体外受精を決心。ジブリ好き30代主婦の独白ブログ

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《怖い話》夏の夜の肝試しで、背筋が冷えた件。

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こんにちは。
ジブリ大好き「みずき杏仁豆腐」です。

mizukidesu.hatenablog.com

いつもは私の不妊治療の体験談をアップしていますが、はてなブログ今週のお題が「怖い話」ということで、今回は私が体験した20年前のある夏の夜の出来事をお話しします。

前回の「不妊治療」の記事はこちら。
mizukidesu.hatenablog.com

 

 

地元の子どもの為の祭 地蔵盆

子どもの頃は地域の祭りで地蔵盆というものがありました。主役は保育園年長さんから中学校に行くまでの子どもたち。
祭の当日は、櫓が組まれ、屋台が出て、お地蔵さんへお菓子や果物、ジュースがお供えされ、子どもたちがゲームで遊んだりお菓子をもらったりする、子どもにとっては天国のような楽しい行事です。

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祭の日が近づくと、子どもたちが自作のイラストを書いたアンドンを手に家を周り、アンドンと引き換えにお金を徴収していきます。リーダーは高学年の6年生がやり、小さい子たちを率いてそれぞれ決められたエリアを回ります。
6年生はもう6回以上も経験しているのでもうお手の物。周られた家は、小さな子ども達が来たらアンドンがいらなくても断りにくいのです。良くできた大人の戦略だなと思います。

 

恒例のイベント「肝試し」

そして、祭の当日行われる毎年恒例のイベントが「墓場での肝試し」なのです。
年齢ごちゃ混ぜの3人1組のグループになり、グループに一つ細い懐中電灯を渡され、順番にスタートします。

コースはこんな感じ

  1. 小学校のグラウンドに面した道を歩き、

  2. 養護学校のグラウンドに面した道を歩き、

  3. 竹藪に面した道を歩き、

  4. 墓場に面した道を歩き(私の実家のお墓もある)、

  5. コンクリート橋を渡り

  6. 古びた鳥居をくぐり、

  7. 神社の境内の前に置いてある紙を取ってくる。

というコースです。もちろん帰りは逆の手順で戻ります。

この鳥居のある神社の奥には、戦時中の防空壕だったり、焼き場があったりと曰く付きの場所。地元民みんなが知る事実です。
今考えても、よくこんな怖いコースで肝試しやってましたね。

 

脅かし役

脅かし役は大人と高学年メンバーが担当します。
そう、この時は私は小学6年生。人生初の脅かし役となったことが恐怖の始まりだとはこの時まだ気づくこともなく、能天気に「脅かし役やったー」とか思っておりました。

肝試しが始まる1時間ほど前、大人と高学年メンバー6人ほどが作戦会議を行います。
それぞれの隠れ場所もこの時決めるのですが、
私の担当はまさかの墓場。

嫌だったのですが、時間が迫っていたのと、我が家の墓場もありそんなに怖いとは思わなかったので、文句は言わず了承しました。皆それぞれの配置に行くために別れ、私は数人と墓場の方へ向かいます。

 

墓場で一人

夜の墓場は昼の様子と全く違いました。

墓場の奥に竹林があるのですが風で靡く音、井戸の水が落ちる音、延々に鳴き続ける鈴虫とセミとカエルの声。

自然溢れた田舎の夜は、ライトがなければただの闇です。

肝試しがそろそろスタートするので、持ち場を離れるわけには行かず、墓石と墓石の間でじっと身を隠し続けること数分。(とても暑い)

すぐ近くには大人や他の高学年のメンバーがいるはずですが、気配は全く感じ取れず。

藪の中なので蚊にも刺されつつ、場所がわかるのでライトを消し、闇の中の墓場でじっとその時を待ちます。

たった数分のことなのに時間がとても長く感じられ、もう怖さにも暑さにも蚊にも限界だという時、やっと肝試し参加者の懐中電灯の明かりが見えました。

早く来てくれ!!!(切実)

そう願わずにはいられない、蚊に刺されまくった私。

 

私「わぁ!(驚かす)」
子ども「ぎゃーーーー(泣き叫ぶ)

と、なんとか脅かしには成功したものの、次のグループがくるまで、すぐまた隠れます。折り返してくるグループにも見られてはいけません。それを8回ほど繰り返しなんとか肝試しが終了しました。(疲労困憊)

 

まとめ

あの時の経験は今でも最近のことのように思い出せます。子どもの時しか経験できない、宝物のような貴重な体験。人工のお化け屋敷よりも、自然がたくさんの田舎だからより怖い体験となったのだと思います。
闇と蚊が怖い。

自分に子どもができたら、私のように自然いっぱいなところで思い出が作れる機会をぜひあげたいと思います。

肝試しに来た子どもたちよりも、ずっと怖い体験をした肝試しの脅かし役の夏の夜のことでした。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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